1、母乳を中心に育てる
母乳の重要性と母乳を飲むことの重要性があります。特に歯科的な見地から言えば、実はおかあさんのおっぱいから母乳を飲むということはかむ訓練をしているのです。詳しいことはあとで述べるとして、哺乳瓶や人口乳首では訓練はなかなかできません。また筋肉や骨の発育などのためには大変、重要なことなのです。
2、離乳食がとても大切です
栄養バランスを考えるのはもちろんですが、味は薄めに、甘いものを与えすぎないようにしましょう。その後の好き嫌いや甘いものばかり好むということの悪習慣はこのときから形成されます。
3、乳歯を大切にする
乳歯は生えかわるからと安心してはいけません。特に乳歯の生えたての時期は咀嚼(かんで唾液と混ぜ、飲み込むまでの行為)の学習開始期でもあります。乳歯にも大切な役わりがあります。また乳歯から永久歯に生えかわるときは乳歯の根っこがだんだんとなくなっていき、それを目指して永久歯は生えてきます。健全な乳歯でなければ、健全で正しい歯ならびの永久歯にはなりにくいのです。
4、栄養バランスを考えた食事を
カルシウムやビタミンを自然から摂取するようにしましょう。またかみごたえのある食べ物を多くとるようにしましょう。
5、おやつは時間と質と量を考えて
いつしかおやつは甘いものというまったくの誤解が生じてきてしまいました。おやつは成長期における第4の食事で決して甘いもの=おやつではないのです。ですから先に述べたように、きちんと栄養バランスを考えてあげてください。また、だらだらと時間を決めずに食べることは、甘いものを一時的に食べることよりもっとよくないことです。時間を決め、出来れば食べたら磨くという習慣をつけましょう。
6、よくかむ習慣を身につける
よくかむことは歯を丈夫にし、あごの発達をうながします。また脳の発達をうながすとも言われています。よくかむということは健康な体づくりの第一歩なのです。
7、歯みがき習慣を身につける
まずはお父さん、お母さんが歯をみがくところを見せてあげてください。
きっと「わたしもみがく~」と興味を示してくれると思います。そしたら、歯ブラシをわたして、歯ブラシになれるようにします。ただし、危ないですから、歯ブラシをわたしたまま目を離さないでください。食事の後、おやつの後、できるだけ歯をみがく習慣をつけましょう。そして1日1回は大人が仕上げみがきをしてあげてください。決して子供だけではみがけていません。