正常な呼吸
- 8〜10回/分(小児12回)
- 鼻から
- 4〜5リットル
- 横隔膜主導
- 胸、肩は動かない
- 音なし(自分の耳にも聞こえない)
酸素
二酸化炭素
- 体内要求二酸化炭素濃度 6.5%
- 大気中二酸化酸素濃度 0.003%
※二酸化炭素を体に貯蔵する必要がある
生理学的には
鼻から呼吸することは
- 吸気は温まり、湿り気を与えられ、ろ過される
- 酸素の分圧が改善
- 酸素が行き渡る
- 健康(体中にいきわたる酸素が多くなる)
動脈血中の二酸化炭素と酸素濃度
二酸化炭素と酸素は血液中に一定の圧力で含まれています。
新鮮な動脈血では酸素は95mm水銀柱、二酸化炭素は50mm水銀柱ぐらいの圧力になっています。
これは、水銀柱血圧計のように水銀柱を、95mm、50mm上げられる圧力です。
二酸化炭素の圧力値が正常の場合には、血液が肺に送られると、炭酸飲料の栓を抜いたときのように二酸化炭素が血液中から放出されます。
何らかの原因で二酸化炭素の圧力が低くなった場合には二酸化炭素の放出が完全に出来ずに血液中の濃度が高くなり、頻繁に眠気を催すことがあり、血液のpHが異常になります。
二酸化炭素の役割、必要性
酸素がヘモグロビンとくっつく(オキシヘモグロビン)
- ボーア効果=二酸化炭素が少ないとヘモグロビンと酸素の結合が強くなって細胞に酸素が渡されない。(離れない)
- 緩衝作用−血中のpHを維持。pH7.45なければ酸素とヘモグロビンがくっつく
- 平滑筋がけいれんしない作用(300,000Km of tude)
口呼吸者
平滑筋の狭窄(スパズム)
気管支の狭窄(スパズム)→喘息
高血圧
胃の筋肉狭窄(スパズム)→逆流性食道炎
口呼吸の人
- 血中の二酸化炭素濃度が上がらない(口をあいている状態はコーラのふたを開けている状態)
(逃げていく)
- 延髄でのセンサーが働き(40mmHg以下になると反応する、血中の二酸化炭素濃度を上げようとする(35以上は必要)(30以下の子は病的)(低二酸化炭素血症)
↓
過換気症候群
- 脳に酸素が行き渡らない。
- ため息、あくび、深い息
- 扁桃腺、アデノイド(咽頭扁桃)がすべてのろ過作業をしなくてはいけなくなる(いっぱいになる)
- 横隔膜が働かないから、リンパ系におけるポンプ作用が働かなく扁桃腺、アデノイドが肥大
↓ 悪循環
鼻が詰まる→また肥大
- 耳の問題。アデノイド肥大→開口部ブロック、耳管が開かない→液体が滞る→感染
エスタキオ管に空気が入る。→乾燥
- 気道の狭窄
図はインターネットより